ももんじ通信

宝くじ当たんないかな

読書

手帳にまつわる変態性のエトセトラ

2020年度の手帳に「ほぼ日weeks」を選んだわけですが……。同じ手帳コーナーに置いてあったガイドブックが凄すぎて、思わず一緒に買ってしまった。 なにも、「手帳を頑張って書くぞ!!」的な前向きな意味で買ったわけではなく、めちゃくちゃ私のフェチ心をく…

勉強初心者に向けたHOW TO本(『「1日30分」を続けなさい!』感想)

「1日30分」を続けなさい!Kindle版: 人生勝利の勉強法55 作者: 古市幸雄 出版社/メーカー: 1日30分株式会社 発売日: 2017/02/20 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る プライムで無料で読めたので、読んでみました。 はじめに言っておくべき…

超入門!自己啓発系ビジネス書(『最適な「人生のペース」が見つかる捨てる時間術』感想)

最適な「人生のペース」が見つかる 捨てる時間術 作者: 若杉アキラ 出版社/メーカー: 日本実業出版社 発売日: 2019/06/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 何をキッカケにこれを読んだのかはよく思い出せないのですが、おそら…

そうして日本の社会は緩やかな死をダイヤモンドに変えた(『売上を、減らそう。』感想)

売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放(ライツ社) 作者: 中村朱美(佰食屋) 出版社/メーカー: ライツ社 発売日: 2019/06/14 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る noteの企画でみた書店営業コンテスト(記事みつからん)で紹介…

ミステリ界の騙し絵というのは言い得て妙(『弁護側の証人』感想)

弁護側の証人 (集英社文庫) 作者: 小泉喜美子 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2009/04/17 メディア: 文庫 購入: 11人 クリック: 42回 この商品を含むブログ (75件) を見る ヌードダンサーのミミイ・ローイこと漣子は八島財閥の御曹司・杉彦と恋に落ち、玉…

その山はなぜ「死の山」と呼ばれたのか(『死に山』感想)

ひとつのミステリとして興味を惹かれて購入。ソ連時代のロシアで起こった「最も不気味」な遭難事故について、50年経った現在に残った断片を掻き集めて何が分かるか?というこころみを残した書でもある。 一九五九年、冷戦下のソ連・ウラル山脈で起きた遭難事…

【紀伊國屋書店新宿店】天下一叙述トーナメントに行ってきた

先日ツイッターで告知されていた、紀伊國屋書店新宿店の天下一叙述トーナメントに行ってきました。 【2F】叙述ミステリ好きの為の祭典、天下一叙述トーナメントがいよいよ開幕です!叙述って公言してたらそもそも駄目なジャンルじゃね?とお思いのそこのあな…

ブチ抜く方法が端的にわかるが、自分がブチ抜けるかは別問題。(『ブチ抜く力』)

ブチ抜く力 作者: 与沢翼 出版社/メーカー: 扶桑社 発売日: 2019/03/02 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 正直、与沢翼のイメージは5,6年前の姿のままで止まっていたので、昨年からツイッターで見始めた姿はあまりに印象が違っ…

発達障害の同僚とどう向き合うか

新しい職場には、おそらく発達障害だな……と感じる人がいる。人から間違いを指摘されると自分を完全に否定して侮辱されたと思い感情的になってしまったり、いくつかあるタスクを整理してこなすことができなかったり、マスターしてるわけではない作業に自己流…

自己肯定感爆上がりの書

5月からこっちにかけて自己肯定感が死んでしまっていたので、テンションが上がりそうな本を中心に読んでいたのだった…… 俺か、俺以外か。 ローランドという生き方 作者: ROLAND 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2019/03/11 メディア: 単行本 この商品を含…

最高のソリューションにコミットする

最近全然本を読んでないな……と思っていて、久々に何冊か積極的に本を読んだ。ただ、新しく仕事を始めてメンタル豆腐人間に成り下がっていたので、読んだのはかなり自己啓発寄りだったんですが。とりあえず元気は出た感じです。 超 筋トレが最強のソリューシ…

脳を洗う為のブックリスト

一念発起して就職してから、気付けばもう半年。初めてやる仕事にもかなり慣れ、仕事の中で泥の中を這いずる魚のような気持ちを味わうこともした。半年の間に色々と割り切って考える土壌が頭の中にできたため、もう陸の魚のような気持ちを味わわないためには…

抗いきれないことへの怒りと絶望・『82年生まれ、キム・ジヨン』

自分ではどうしようもない事項で差別を受けることの虚しさ、あるいは怒り、もしくは絶望というものがある。 努力ではどうしようもない場所で区切られて、劣等・優越を分けられるという場面は誰しもが大小多寡あれ経験していることだろう。 小学生の時に同じ…

世界はそれを百合と呼ぶんだぜ

以前からインターネット上でざわざわと話題になっていた(わたしの界隈だけ?)阿佐ヶ谷姉妹のエッセイ集を読んだ。 阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし 作者: 阿佐ヶ谷姉妹 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/07/12 メディア: 単行本 この商品を含む…

ゆるいフリーターに出費が嵩むと通常の貯金ができるようになるまで大体半年になるということ

先月からまた以前にやっていた月二万円の積立投信(今回は積立NISA)を再開した。 そもそも積立投信は2017年の初めに読んだお金の増やし方の本に影響されて始めたものだったが、度重なる出費出費にめげて2017年秋に一度崩したものだった。 難しいことはわか…

6月の鑑賞記録

6月に読んだ本リストです。少ない。徐々に増やしていこう。 リンク先で感想が見られるっぽいです 読書記録 - 2018年06月 (3作品) サイコパス解剖学春日武彦読了日:06月26日 日本問答 (岩波新書)田中優子読了日:06月26日 桂ざこばのざっこばらん桂ざこば読…

「本当の「頑張らない育児」」が良い

ちまちま読んでたんだけど、やまもとりえさんの「本当の「頑張らない育児」」という漫画が良い。 最近耳にする「ワンオペ育児」の只中にある主婦が溜め込んで溜め込んで爆発する漫画。主人公に共感は性格上まるでできないんだけど、溜め込んじゃうタイプの人…

世界が壊れていく。あるいは円環か(『悲しみのイレーヌ』を読んで)

ここ数週間、悍ましいミステリが読みたいと思っていた。本棚をくっていて、年末に買ったままになっていた『悲しみのイレーヌ』を見つけた。まさに、気分にピッタリの作者だという確信を胸に、ようやく読み始めたのが経緯だ。記憶によれば、一緒に『傷だらけ…

春風亭一之輔という男・『いちのすけのまくら』『春風亭一之輔の、いちのいちのいち』を読んで

春風亭一之輔師匠といえば、同世代の噺家さんの中では頭一つ飛び抜けた売れっ子で、落語好きなら必ず一度は聴いたことのある落語家である。 先日、落語会の開演待ちの客席で「一之輔の良さがわからん!」と豪語するおじさんを見たけれど、そんなおじさんさえ…

ズボラ番長、世にはばかる

勝間式 超ロジカル家事 作者: 勝間和代 出版社/メーカー: アチーブメント出版 発売日: 2018/01/18 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 勝間和代さんという方がどんな職業の方か、これまで意識していなかったのですが、『断る力』の手のひらをい…

「どこにもない落語」を読む。

らも咄 作者: 中島らも 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 1991/12 メディア: 単行本 クリック: 5回 この商品を含むブログ (44件) を見る 落語の本について文章を書くにあたって、当然落語家さんの書いた本を紹介するのがスジだろうと思った。けれどもあえ…

「祭りのあと」の本格ミステリ

その可能性はすでに考えた (講談社文庫) 作者: 井上真偽 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/02/15 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る ここ最近おぞましいミステリが読みたい欲が高まっていたで、読んでみました。珍しく、購入してから読…

ぼくのかんがえた“さいきょう”のコレクション

平山夢明氏との出会いは高校生のころ、「このミステリーがすごい!」受賞の帯に惹かれて買った『独白するユニバーサル横メルカトル』であった。 独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫) 作者: 平山夢明 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2009/01/08 …

幾千の夜を越えて

「あの夜」を乗り越えることは、できなかったのだろうか?彼をこよなく愛する彼による疑問の刺さる一冊。 悲しいことがあったとき、辛いことがあったとき、闇に押し潰されてしまいそうな、自分が小さく圧縮されていく、そんな夜が不意に訪れる。彼はそんな夜…

コンビニはわたしに、生き方を教えてくれた。

生きている上で、どんな場面でどんな振る舞いをするべきか、どんな考え方をもって生きるべきかを自分以外が決定する場面は少ない、と思う。なにを行う上でも行動を決定するのは自分で、だからこそ責任は自分にかかってくる。それが楽しくもあり辛いところだ…

時間泥棒に時間を奪われないための100の方法

エンデによって『モモ』が書かれてからはや四十余年、世の中には当時よりずっとたくさんの時間泥棒が蔓延るようになりました。 「暇つぶし」の為の道具が溢れかえり、フルタイムの仕事に追われて、あれこれやったつもりになってるうちに気付けば年の瀬。 今…

叙述ミステリのパラドックスに立ち向かう。

この本も残すところ、あと数ページ、そんなに長い作品ではなかった。 連続殺人のミステリは途中顔を覆いたくなるような描写も少なくなかったが、読みにくい文章ではなくすっきりと入り込んできた。 ついに主人公たちが、犯人に的を絞り現場に踏み込むその瞬…